学力向上のためには何が必要か?
みなさんこんにちは。
岩出市のトータルスタディ学習塾・予備校の塾長です。
緊急事態宣言の解除に伴い人の動きが活発になっていますね。
店での予防対策等はいわれていますが、各自で予防を徹底し、自分の身を守る
だけでなく、他者に感染させるリスクも減らしていかなければなりませんね。
タイトルは「学力向上のためには何が必要か?」です。
今回は【本人のやる気】は議論せずに、【やる気があるけど成績が上がらない子】
について話していきたいと思います。
よく聞くのは、
・勉強の時間はとっているのに成績が上がらない
・学校や塾の先生との相性が合わないから成績が上がらない
といった上記2パターンが多いかなと思います。これについて下記で話したいと思います。
【勉強の時間はとっているのに成績が上がらない】
学力を上げたいといわれることが多いのですが、実際にどのような狙いや作戦で今の勉強方法をとっているのかを話せる人は少ないですね。
よくスポーツで例えるのですが、スポーツが上手な子たちに共通していることは、「上達する方法を学んでいる」ということです。そして学んだプレーを実際に試し、繰り返すことで定着させます。またそれを長い時間繰り返すと、頭で考えるよりも先に体が動くようになります。
スポーツの上達するために動画や解説をネット上でみることはありますよね。ですが、勉強方法を他社から学んでいる人はとても少ないと思います。学校や塾で聞いているだけになっていませんか?やみくもに単語を書いたり、ただ教科書を写すだけになったりしていませんか?何のために「今の勉強方法」をして、それによりどのような結果を期待しているのかを考えてみてください。
また、勉強が上達する段階はスポーツの上達する段階と一緒だと思います。順序が大事です。1歩ずつ段階的に上げていかなければ必ずどこかで落とし穴(ケガ)が待っています。そしてそのために使用する問題集にも使い方があります。たくさんあればいいというわけではありません。1冊が完成すれば次のレベルの問題集、それが終わればまた次のレベルの問題集といったように目標値にどんどん近づけていく必要がありますね。それらをうまくコントロールしたとき、はじめて学力が身につくのだと思います。
【学校や塾の先生との相性が合わない】
相性が合わないというのはどういう意味なのかを考える必要がありますね。集団で授業を受けるうえで知っておかなければいけないことは、授業のペースを誰に合わせてしているかということです。
ほとんどの公立の学校は、中間層の成績の子たちのペースに合わせて授業を進めていると思います。
そもそも1クラス30人程度いて、全員が「納得する」「共通理解する授業をする」こと自体が難しいと思っています。一番学力の低い子たちに合わせれば学力の高い子は物足りなくなり、学力の高い子に合わせれば学力の低い子たちはわからなくなる。そんな現状です。
基本的に教育現場では、教科を同じ先生が一年通して担当するため、教え方がわからなければ理解する前に先先進み、置き去りにされ、勉強が嫌いになるということに繋がりやすいと思います。【予習】や【復習】が足りないと指摘する先生もいますが、それは責任転嫁以外の何物でもないと思います。【生徒の立場】でいえば「わからないから予習や復習をする」と考えることが大事で、【先生の立場】では、「本当に自分の授業は、こなすだけの授業でなく学力を上げる授業になっているのかを判断する」ということが大事ですね。立場により考え方も、発言する内容も考えなければいけませんね。
一方、塾は学校とは少し違いますね。塾によっては担当者が選べるところなどもあり、そういったところでは変更等をしてもらうことによりスムーズに学習が進められるのではないかと思います。できない場合、不都合な場合は塾を変えればいいだけの話です。学校や学校の担当の先生を変えることは容易ではありませんが、塾なら簡単に変えられます。
私の塾がある和歌山県の岩出市には、たくさんの塾があるので、そのように選択肢の多い町では、多い分早めに動き出すことも大事ですね。それらは当然私の塾にも当てはまると思っています。【保護者の方】からすれば、当塾が合わなければ他塾に行けばよいだけの話です。そしてそうならないように【塾側】としては常にベストを尽くせるように体制を見直し続けなければいけませんね。
ここまで書いて少し思ったのは、復習や自習をしている子もあまり多くない、わからなくてもほったらかしで学校や塾任せ、そんな現状そのものが変わり、もっと勉強が自分事化されたらいいなと思います。
塾長
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